タロットで自分のことを占ってもいいの?願望が入るって本当?
自分を占ってはいけない…ということを聞いたことがありませんか?
どこか読むか聞くかして、私も始めたばかりの頃は気にしていたことがありました。
しかし、今のようにネットで気軽に占い師にいつも見てもらえるとは限りませんでしたので、それでも自分の悩みは自分で占ってみていましたね。
結論を最初に書いておくと「占ってもいい」だけど、注意点があります、です。
では自分の失敗した経験を思い出しつつ書いてみます。
タロットで自分を占ってみた
当時、私は仕事を辞めるか辞めないかで悩んでいました。
二者択一で
A 辞めるとどうなる?
B 辞めないでいるとどうなる?
Aの辞めると…の結果はソード4逆位置
Bの辞めないと…の結果はソードペイジ逆位置
悩みの根本もはっきりしないためか、なんとも微妙な結果が出ていますね。
まあそれはいいとして。
ソード4は一言でいうと「よいお休み」…充電する感じですね。
逆位置だからとまったくの正反対の意味には取らずに考えるとお休みはお休みでも「無駄なお休み」
と今ならわかるのですが、その時は辞めたい方に気持ちが傾いていますから
「そっか、今までの自分が本来の力を発揮できていない休眠状態だったわけで、辞めて別の世界に行けば自分も動き出せるかも」などと都合の良い解釈をしてしまうわけです。
(もちろん、解釈は一通りではありません。状況と事情によってはそういう場合もあるでしょう。しかし自分のことですから、当時がそうでないのは自分でわかります(;^_^A)
Bの辞めなかったら…のソードペイジについても同様で、
自分の考えが甘くて決められないで同じような状態が続く…というだけなのに、決断できないことがいけないんだ…つまり辞める決断をした方がいいんだろう、とこれもまた自分の気持ちに沿った解釈をしようとしてしまっていましたね。
自分で占うと希望や感情が入ってしまう…の意味
つまり、自分がそれをタロットで占う時に、すでにこうしたいというのがどこかにあるわけです。
カードはきちんと出るべきものが出ているのですが、それを読む時に自分の気持ちが邪魔をしてしまうことはあると思います。
願望の入った解釈をもうひとつ…。
※実例はすべて使用許可済み※
結婚式に呼ばれたが、出席すべきでしょうか?
友人の結婚式に呼ばれました。しかし遠方だし忙しいし、お祝いのお金も用意できそうにありません。
自分は結婚式はしなかったので、結婚式に来てもらったから行かなくてはいけないという事情もありません。出席するべきでしょうか?
はい…こういう話になる時点でそれほど出席したくないことはわかります。
御自身のいる前でカードを展開し、見てみると…。
対策とアドバイスのカードは、ワンド3逆位置。
ワンド3の意味を「良い先の展望や見通し」と説明すると…。
「それの逆位置ってことは、この先付き合っててもいいことないってことね?」
いやいや、何でそうなる?
逆位置の意味の考え方を簡単に話して、単純な悪い見通し、ではなく
「先のことを見通せていないために起きる不具合」という伝えると…。
「この先もう自分が結婚式するわけでもないんだけど‥‥」
と言う。
この場合の「先々のことを考えて決めるべきだ」はこの先この友人とどう付き合っていきたいのかを考えなくてはならないということ…。
ワンドの3だから、カードとしてそもそも悪いものではなく、もともとが悪い展望でもないのです。
はるばる出向いて出席してあげることでより良い関係が望めそう、という見通しもあるわけです。
ですから目先の損得で考えないように…ということなのですが、不公平感が先に立つのかなかなかそういう考えになれない様子。
誰しも自分の気持ちや希望があるのは当然ですし、占う時にもそういう感情があるのも無理もないことです。
だけどそれがあまり先にあると、解釈するときにどうしたって邪魔になってしまうし、自分のやりたい方向での納得になってしまいがちだなあ、という気がした出来事でした。
自分のことを占っていいのか?というのは、占えない…つまり出てくるカードがおかしくなるからではなく、解釈にバイアスがかかることがある、ということでしょう。
自分のことは占えるけれど、その解釈はなかなか中立にするのは難しい、ですね。
最後までお読みいただいて、有難うございました(*^-^*)。
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