タロットと潜在意識の関係は?自分や占われる人の感情を拾うのか?
タロットカードで占うと、自分のみならず、占われる人の気持ちや感情、意識…それも潜在意識…を拾ってしまう…ということを聞いたことはありませんか。
果たしてそんなことはあるのでしょうか?
あるいは、時々どこかでそのように書いてあったりするので、自分で自分のことを占うのは難しい、あるいは占ってはいけないのでは…?ということを気にしている方もいるかもしれません。
これについては、占えるけれど「解釈が希望や願望に左右されることがある…」という点にはご注意を…ということを書いています。
では、意識を拾う、ということはあるのでしょうか?
それは、自分のことを占うときの注意点、つまり解釈するときの注意とはどう違うのか、少し考えてみます。
タロットカードが自分の潜在意識を拾うとは?
不思議なもので、不安でいっぱいなときにはそのようなカードが出てきますし、なんとなく前向きで明るい気持ちの時には、そういった意味のカードが出てくるものです。
明るい話題のことを占うときには明るいカードが出る、深刻な話題を占っているのだから重いカードが出る…それらはそのような状況について占っているのだから当たり前ではないか?と思われるかもしれませんが、そもそもそのこと自体が不思議であり、決して当たり前ではないのですよね。
このようにタロットカードは占的(何を問うているのか、何について答えを求めているのか)さえはっきりしていれば、必ず答えを教えてくれます。
そんな中で、どうにも気持ちや感情に沿いすぎたカードが出てきたりして驚くことが少なからずあると思います。そういう現象を称して「(自分や占われる人の)意識を拾った」と言うことがあります。
これはいけないことなのでしょうか?
自分や、占われる人の意識が、出てくるカードを左右してしまい、正確な占い結果が出ていないということになってしまうのでしょうか?
カードが潜在意識を表している?
タロットカードはその時々の状況や気持ちを見るのに大変適した占い方法だと感じています。
つまり、カードが意識を拾う…つまり潜在意識を表していることはあるわけです。
それが占いの結果を左右して無効にしていることなどはなく、むしろ出るべきものが出ているのです。すべては自分のタロット・デッキを信じること…。
明確に始めから、気持ちを占うぞ、といって展開したのでもないけれど、出てきたカードを見ている時に「潜在意識を拾ったな…」と思ったのなら、そのこと自体に意味があります。
タロットカードであることを占って、出てきたカードを見たときに、気持ちを良く表しているなあと思ったときは、失敗ではなく成功したと考えてよいと思います。
大切なのはそこから先の話で、「そうかぁ~、潜在意識はこんなことを考えていたのか」で終わらないことです。いま自分や占われている人がどんな気持ちや考えでいるのかを知ることで、次のステップや注意点などを導き出すこと…がタロット占いの目的です。
タロットカードが気持ちや潜在意識を拾った例
ある習い事を止めようか悩んでいた時に、引いたカードがこちらです。
スリーカードで、現状のところにペンタクルス3逆位置、対策のところにソード3逆位置。
上達しないから…(ペンタクル3逆)…はいいとして、対策でソード3?
どういうこと?
この時は、自分の気持ちを拾ったな…と感じました。
自分では単に面倒になってしまったから、とか、飽きたからと思っていたのですが、実は内心は傷ついていて、思うように上手くなれないことが堪えていたんだな、と気付かされたのです。
自分の気持ちを拾う、つまり潜在意識を表す…ということは、それを知って、踏まえたうえでどうするかを自分で考えよう、ということですね。
気持ちを拾うから自分のことを占ってはいけないのではありません。自分で占わなくても、つまり誰かのことを占っても、誰かに占ってもらっても、占われる人の気持ちを拾うことがありますから。
自分のことを占って、解釈に幅がやブレが出てしまうのとはまた別の問題だということが伝わりますでしょうか。
その後、飽きたのでも面倒くさくなったのでも、悔し紛れではなく案外傷ついていたと気が付いたので、ある程度の次の区切りまで頑張ってそこで終わりにしよう、と決めました。
そうやってある程度の納得がいって一区切りつけたので、後には引きずらずに済みました。
対策のソード3とは、自分の気持ちに気付いて整理することで、引きずらないように、ということだったのではないかな、と思っています。そのまま止めていたらずっと気になっていたではないかなと…。
…ということで、タロットカードが気持ちを拾っているな…?と思ったら、さらにどうしたいのかを考えてみるといい、ということでした。(*^-^*)
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