タロットカードで占って死神が出た場合は?

タロット占いをして死神が出たら?

タロットで占っていて、ぎょっとするカードのひとつではないでしょうか。

結果が良くても悪くても、死神のカードを見るとちょっと構えてしまいませんか。
とくに悩んでいるときや、重たいテーマの時は気になりますよね。

わかりやすいカードではあるのですが、解釈するときには多少考えることもあります。

タロット占いで死神が出たときのことを実例とともに書いてみます。

死神は正位置と逆位置で意味が分かりやすい

まず、死神ですが、タロットをやらない人でも知っているような有名なカードでもあります。

名前も絵柄も不気味…何も知らない人から見たら相当怖いカードだと思います。

私の一言キーワードでは死神の意味は「変革」です。

例えば、対策やアドバイスのところに死神が出ているとすると、

正位置なら「変革すべき」
逆位置なら「なかなか変われないから、変革することを考えて」

となり、いずれにしても踏ん切りをつけて、変わることが必要だというメッセージだと思います。

どちらにしても変革するべき、なのですがそれが正位置で出るか逆位置で出るか、は占われる人の状況や意識を拾っていると考えられます。

現状を変えたい、という気持ちがあり、それがプラスになるなら正位置で出るでしょう。
変えられない理由や迷いがあるなら、逆位置で出るでしょう。

しかし対策やアドバイスとしては「変革」なのです。

タロット占いで死神が出た実例

ということで、死神が出たわかりやすい例がありますので、少し書いてみます。

※実例はすべて許可済み※

仕事を辞めてもいいか?死神の正位置の解釈

長年勤めてきた会社だが、会社そのものが大きな組織改革を繰り返すようになり、だんだんと変わってきてしまった。いつ自分も影響を受けるかと思っていたが、最近になって急に全く畑違いの部署に回された。疑問に思うことや無理をすることも増えてしまい、転職を考えている…。

という話の中での、対策のところに死神の正位置が出ていました。
わかりやすい話だと思います。

このあたりは本人の心の中で、半分もう辞めるという決心がついていることを示していると思います。

離婚を考えているが…死神の逆位置

顔を合わせれば喧嘩ばかり。もう子どももある程度大きくなったので、離婚も視野に入れている。実際するとなると色々大変だが、その後上手くやっていけるのかもわからないし、不安だ。
どうしたらいいでしょうか。

ということについての死神逆位置…これも典型的な、よくあることです。

心の中には迷いがあり、よく言われるデモデモだってちゃんと言われる状態です。
しかしそう簡単でもないわけですから、無理もありませんが。

結局、死神逆位置の表すことそのままに、「腐れ縁」で「同じことをずるずると繰り返している」状況はその後ずっと続いているのです。

そして、死神に限らずですが、正位置や逆位置の出かたを観察してみると、自身や占われる人、登場人物の気持ちや状況もなんとなくですが見えてくることがあります。

死神はそのわかりやすい例だと思います。

彼の様子がおかしい…死神正位置

長年付き合ってきた彼がなんだか最近おかしい。話していても上の空だし、電話もあまりくれなくなった。会う約束もしてくれなくなったりと何かおかしい。どうしたらいいのでしょうか?

と言う話のなかで、彼の状況の位置に死神の正位置。

何か彼側の事情に変化があったのでしょう。それも不可逆的な。
それで、もう彼は以前の彼とは違ってしまっているのではないかしら???

ということで聞いてみると、彼のお父さんが少し前に亡くなっていて、その後から少しずつ彼が変わっていってしまった、ということ。
父親の死で、彼の中で何か価値観の変化や転換があり、良くも悪くも変わってしまったのでしょう。

その後は、長年の付き合いだったけれど解消してその後はもうわからない、ということです。

まあこれもわかりやすいケースかな、と思います。

このように、死神は、まあそれほどイメージとかけ離れた解釈の必要のない明快なカードだと思います。私も最初は怖かったけど、見慣れた今では出てくると、お、面白いなと思います。(*^-^*)

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