四柱推命で何がわかるのか
今回は四柱推命をどのように活かしたら良いのか、というお話をしたいと思います。
四柱推命で何がどこまでわかるのでしょうか?
いくつか挙げて見ていきます。
四柱推命で性格はわかるのか?
四柱推命で気質や性情がわかるのか?
これは持って生まれたベースの部分が分かります。しばしば聞かれることに、
「同じ誕生日の人が全く同じであるはずがないだろう。」
というものがあります。
はい、その通りです。現象面が同じであるはずがありません。
例えばここに牛肉があるとします。切り方や調理方法で出来上がる料理は異なります。
ステーキにもなればシチューにもなります。
しかし牛肉としての味や食感はどんな料理でも残ります。牛肉で焼き鳥の味は出せませんし、鯛やひらめの刺身も出来ません。牛肉か鶏肉か白身魚か、みたいな分類がここでいう気質や性情です。
四柱推命で向き不向きはわかる?
上の気質や性情に関わることに、この向き不向きがあります。
勘違いされやすいのは、各自の好き嫌いの問題は別だということです。
例えば私・進雅は理系向きと出ます。
しかし現実には文学部卒です。
生まれた後の私個人の経験や周囲の影響、つまり後天的要素から文学部史学科に行く選択をした訳で、向いているからといってその人の人生全てを決定づける訳ではないということです。
一方で根気よく緻密に続けるのは苦手と出ます。これは当たってます(笑)
そして同じあんしん堂の木咲ですが、やはり理系向きと出ます。
しかし木咲も文学部卒です。これも後天的要素が大きい事例です。
その木咲は根気と粘り強さが要ることに向くと出ます。これも当たってます(笑)。
向き不向きとはそういうことです。
四柱推命で健康面の傾向や弱点はわかる?
これはいくつか挙げた弱点のうち、当てはまるものがよく表れやすいです。
子供の頃そうだったということもあれば、若いうちは何でもないが、ある程度年齢がいってから徐々に出てきたり、突如出たりもします。
もちろん各自の健康に関する関心や普段の予防策も大きく影響します。
つまりそれが後天的要素ですが、ここに上で述べた気質も影響します。
四柱推命で味覚の好みはわかる?
これも傾向としてはよく表れやすいです。
同じ兄弟姉妹でも、味覚に鋭い子と特定の食べ物に偏る子がいたケースで、見比べたら顕著だったり、私・進雅も当たっている部分があります。
四柱推命で家族との縁はわかる?
これも子供の頃から顕著に出る人もいれば、中年以降に急にハッキリしてくる人もいますが、大枠としてはわりと掴めます。
もっとも、例えば母親運に弱さがあると言っても、現象面の受け止め方は人それぞれということがあります。
どういうことかと言うと
・子供の頃に母親がいなくなった人
・俗に言う毒親で散々迷惑かけられた人
どちらも「母親運の弱さ」となる訳です。
また、こうしたケースでは母親の命式もみる必要があります。
四柱推命で結婚運や配偶者運はわかる?
これも強弱はつかみやすいことの一つです。
ご注意頂きたいのは、この結婚運や配偶者運の見方については四柱推命でも流派によって違いがあるということです。
占いファンの方の関心が高いジャンルなだけに、あちこちで訊ねては、占い師によって言うことが違うんだけど?となりやすいことなので、この件は別稿で取り上げたいと思います。
四柱推命で運勢の波や流れはわかる?
運勢のUP DOWNや時期的にどんな流れがくるか?
これはハッキリ表れやすいことの一つです。
しかしやはり勘違いされやすいのは、資産家の家に生まれた人と自分は生年月日同じなんだけど、自分はあんな恵まれた運は持ってないぞ!ということを聞きます。
そうではなく、その人なりの運勢のUP DOWNは似たような流れになります。
金はあったけどこの時期健康面で苦労したなぁ、という流れの人もいれば、金も健康も普通だったけどあの頃やたらと色事や異性トラブルがあったなぁ、という流れの人もいます。
UP DOWNとはそういうことです。また、運勢が上向きと言っても、何事も万事ハッピー、良いことが次々と勝手に起きるという意味ではありません。
このあたりも勘違いされやすいことの一つです。
そもそもが「ブログや副業で月100万円!ブラック企業とはおさらば出来ました。今では余裕ある日々を過ごしています!」なんてことが、1億2千万の日本国民全員達成出来ると思いますか?
国民全員がそれをしていたら社会が成り立たないことくらい、普通の社会経験を積んできた人なら分かる話です。
占いにその様な発想のことを求めて、全然運勢のUPなんか感じないぞ!というのは無理筋というものです。
時期的にくる流れとは、それまでゴーイングマイウェイ的に好きなことをやってきたのが、ある年齢頃からは仕事や社会的な関わりにエネルギーを割かれることが多くなるですとか、勉強や修行の時期を経て、この頃からはやりたい方向に舵を切って良しですとか、その様なことです。
四柱推命は当たるのか?
大枠の傾向を掴み、現実の対処に役立てること。
四柱推命が本来得意とするのはこの分野です。
そして運勢のUP DOWNや向き不向きの話に通じますが、取り組んでいることのパイの大きさや種類で、現象面の幅や成果の程度も変わるということです。
上に記した運勢の流れの話はまさにそれですが、今はガードを固めて守りに徹しようとか、思い切って打って出ようとか、実家のことに手を取られそうだからそのつもりでいようとか、各自の現実に置かれた状況に合わせることが大切な訳です。
宝くじが当たって幸せになった人もいれば、そうじゃなくて辛酸を舐めている人もいる。
そういうのを当てるのが占いだろう、そのあたりの的中率はどうなっているんだ⁉️…と食ってかかってきた人がいましたが、そういう運命論的な当てものに期待する人は、そもそも占いは利用しない方がいいでしょう。
四柱推命とは、各自の意志やその時々の選択を予測、言い当てる、未来に起きることを単純に予知するものではないからです。
という訳で、次回は四柱推命で分からない、不向きなことについて述べたいと思います。
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