外国人の命式の出し方は?トランプ前大統領を四柱推命で占うと?<鑑定例>

ドナルド・トランプ前大統領を四柱推命で見ると命式はどうなるのでしょうか?

外国人や、外国生まれの方の四柱推命での命式の出し方についても、いい機会ですので触れておきたいと思います。

外国人や外国生まれの方は、現地時間で出すのでしょうか?

それとも時差修正をするのでしょうか?

今年2024年はアメリカの大統領選挙が行われます。

共和党の候補者には日本でもおなじみのドナルド・トランプ前大統領の名前が挙がっております。

一足早くこの話題を取り上げておきたいと思います。

例によって例の如く、占術切り口で淡々と鑑定結果について記していきたいと思います。

政治的な思想に関する私見は交えません。

トランプ前大統領の命式は現地時間で見る?自動計算ソフトやプログラムには要注意

ドナルド・トランプ前大統領

第45代アメリカ大統領
1946年6月14日 10:54 ニューヨーク出身

出生時間は、10:54(米国時間のまま) です

時日月年
己己甲丙 干
巳未午戌 支

大運
78-87歳 壬寅

先に四柱推命が好きな方向けに、(米国時間のまま)という項目についての私の立ち位置について少し述べておきます。

一部の占いソフトに時差を自動計算してくれるものがあります。あれは計算のロジックに注意しないと違う命式が出てしまうので、私は用いていません。中国式四柱推命も西洋占星術も生まれた場所と時間にまでこだわるのは、

・その人が生まれた年月日と生まれた場所における時間が、占術の基礎になるデータ(命式や天体の位置関係)を決定づけるから

です。

自動ソフトの中には、この米国時間のまま、そしてトランプ前大統領が生まれたニューヨークを入力すると、この米国時間を日本時間と判定してニューヨークとの時差を反映させてしまうロジックのものがあり、結果としてトランプ前大統領の生年月日と生時が違うものになってしまうケースがあります。

1946.6.14 AM10:54 ニューヨーク生まれ

であるなら、この年月日に該当する干支を当てはめないとおかしな話になってしまいます。

年の干支は滅多とズレませんが、日の干支と時間の干支はまず違ってきますし、それ次第では月の干支も違ってしまいます。

もし他にみるならその国の標準時となる位置…日本なら兵庫県明石市…と実際に生まれた都市との経度差と、生年月日からみる太陽の南中の正確な時間と時計の昼12時と差である均時差の修正だけのはず、という見方を私はしています。

ちなみにサマータイムを実施している国の場合はその補正も必要です。

これらを総合すると、トランプ前大統領の時柱は、AM9-11時の巳の刻でOKということになります。このあたりは四柱推命は西洋占星術と違って生時から導くデータ(干支)には幅があって助かります。

トランプ前大統領の今年2024年の運勢は?大統領選挙はどうなる?

さて、本題に戻りましょう。

トランプ前大統領について真っ先に留意したいのは、今年大運が切り替わるという点です。

あらゆる命占で見られる傾向として、その占術における大きな運勢の流れが切り替わる前後というのは、デジタルみたいにある日を境にパタンと切り替わる訳ではなく、じわーっと前の運勢と新しい運勢が混じりながら徐々に変わっていくということがあります。

四柱推命だと接木期(せつぼくき)と言いますが、明確な幅が規定されている訳ではなく、長く取る人は前後1年ずつ、つまり最長2年という見方をすることもある様です。

で、このあたりの感覚を知っているから、四柱推命の占い師は大運の切り替わりは正確な計算式があるのを知っていても、そこにはこだわらずに「誕生日で…」という言い方をしていることもある訳ですが、この接木期は運勢としては波乱含みと読みます。

波乱含みというのは何も悪いことが必ず起きるという意味ではありませんが、不測の事態や上手くいきそうで詰めの部分で障害が発生したり、健康面での急変など、そうしたことに注意が必要という見方をします。

しかるに、あまり大きな変化が伴うことや、一種のギャンブルになる様なことは極力抑えて、ということになる訳ですが今年はそうはいきません。そのあたりがどう作用するかな…というのがまず占術的には見どころです。

トランプ前大統領の四柱推命での大運は?占いでの運は良い・悪い?

さて、次に切り替わる大運の内容ですが、

辛丑 → 壬寅

に移行します。単純に吉凶だけの話をしますと、壬寅は吉に作用するとみます。前の辛丑も良かったのですが、その良さの中身が異なるといいますか。

補助的な作用とはいえ、壬はトランプ前大統領には寒暖燥湿のバランスを取る上での特効薬みたいなもので、これが光ります。

そしてメインの寅は仕事運、責任ある地位という点で、トランプ前大統領にはプラスに作用することと、こと選挙に関してはこの寅の作用が大変有効です。

早い話が新しい大運の壬寅をみる限りにおいては、運勢的には追い風とみることが出来ます。問題は前述の「接木期」の影響がどうなるか?です。

トランプ前大統領の2024年の運勢は?

今年の節分以降の年運は甲辰です。

これもまたプラスに作用します。

辰が自分自身のパワーに追い風となり、甲が仕事や責任ある地位、選挙などでプラスに作用する要素があります。

大運と年運は効くポイントが異なり、その時限定のことに関するキッカケの運の様な作用をするのが年運です。

アナタ、今年は結婚運が巡るわよ!

てな占いあるあるの結婚運の話は、年運が強めに作用しがちなのはそういう訳で、つまり選挙でも侮れないのが年運です。

選挙の勝ち負けと運勢の関係は?

とまあ、接木期の波乱含みがどこまで作用するかがカギとはいえ、トランプ前大統領の運勢概況は大統領選挙ということで言えば悪くありません。

しかし共和党の代表に決まった訳でも無ければ、民主党の代表が誰になるのかも未定です。

もっと占い師がみる運勢的な話では良い対立候補が出てくるかもしれません。

なので勝負の行方はそれから、ということになります。

有名人を占う場合の当たりハズレの根拠や判断基準は?

占い結果を検証する際の大切なことについて、以前岸田総理の記事で記しました。

そこで皆さまに、占いブログその他でトランプ前大統領の話題を取り上げているものを読む時に、覚えておいて欲しい「動かし様のない事実」をお伝えしておきます。

「トランプ氏は、在任中戦争を全くしていない、稀有な米国大統領」

という事実です。この件についてもあれこれ言う人がいるのは承知しています。だからこそ、動かし様のない事実だけを見て下さい。そうすればその占いや占い師が信用出来るかどうかが分かってくると思います。

少なくともマスコミやメディアの報道に流されているのでは、それは占術切り口ではないということです。

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