事故や病気、トラブルは占いでわかるのでしょうか?
曙太郎氏の訃報を知り、やはり思うところがありましたので
少し書いてみたいと思います。
曙太郎氏を四柱推命と姓名判断で占うと
曙太郎氏
1969年5月8日生まれ 時間不明
命式
時日月年
?癸己己_干
?未巳酉_支
大運
51-60歳 癸亥
【本人生年盤】
⑥ ② ④
×5 7 ⑨×
① 3 8
【2024 年盤】
7 3 5×
⑥ 8 ①
×② 4 ⑨××
こちらのケースもまず中国式四柱推命でみてみますと、
・41歳から続く喜神運も大運干の甲が51歳からなくなり、水と火が激突する図式(比劫争財)になって、火の要素の側の要注意点である心不全という出方をした
というのが目につくポイントです。そして同様に姓名判断の画数と生年月日を重ね合わせた占術だと、
・吉数②の今年の破壊
・吉数⑨の生年での破壊に、今年の破壊が上積みされている
またか、と思うくらいに2と9の破壊の影響がみて取れます。
ただし、曙さんのケースは日本国籍取得に絡んで漢字名に改名している訳ですから、
「んじゃ何か、変えた漢字名の画数が良くなかったってのか?」
という、アンチ占い派はツッコミたくなる、占いファンの方は「やっぱりこういうことは起き得るんだ…」とあらためて認識する問題があることは申し添えておきます。
占いで病気は予知や予言はできるのか?
では、この分析結果をみて多くの方々が思うであろうことに、
「そりゃいいけど、予知・予言して回避出来るのか?」
ということがあろうかと思います。ドイツ語に Jein(ヤーイン)という言葉がありますが、ハイでもあり、いいえでもあるという意味ですが、このご質問に対する答えはまさに
Jein
な訳です。
まず、似たような命式と時の運のバランスをしている人は世の中他にもいらっしゃいます。
また、曙さんも、藤岡康太騎手同様、いつも命懸けで危険と隣り合わせの特殊な職業でした。
藤岡騎手は事故、曙さんは病気という違いはありますが、曙さんの病気も職業柄でしょう。
単純に人口だけの話であれば、極めて少数派の生き方をなさってきたということがあります。
かたやJRAの騎手、かたや横綱から格闘家です。
事故のリスクや健康面の負荷という点では、一般人の比じゃないレベルな訳です。
事故や病気という方向に出やすい下地があった、つまり一般人なら別の凶象として出ているケースが上記の通りある訳ですが、裏付ける有意な統計データなどありません。
各占い師の個人的な経験値だけの話になってしまいます。
ですので、
・要注意の時期であること、どんなことに注意すべきかについて喚起する
ことは出来ても、必ずこうなりますなどと言う予知や予言はできないのです。
曙さんのケースも、おかしいぞと感じてからは医師の出番です。
占い師がみるのは、喜神運だから…というところまでです。
喜神運だから病気にならないのか?良いことばかりが起きるのか?というとそういうわけではないのですが、これに関してはまた機会を改めます。
占いの活用法とは?霊視・霊感との違い
運勢のアップダウンや、命運からみる要注意点を認識して、現実の行動に活かす。
悪い事柄を、現象として現れるほどに蓄積しないために気を付ける。
これに尽きる訳です。
未来予知を期待する人が多いのは理解出来ますが、拗らせた挙句に霊視霊感に依存してしまうケースも少なくありません。
私も色々見てきましたが、ハッキリ言って予言はできません。
仮に予言が出来たとして2〜3割当たれば相当優秀だと言っておきます。
それなら占いによる予測となんら変わらないでしょう。
そして鑑定料は占いの2倍3倍当たり前、下手すりゃ●十万円超えの世界です。
しかしどれを選ぶかはお客様のご意志であり、自由です。
ただし霊感・霊視の占い師が「予知」し「予言」した内容と
御自身の現実をすり合わせておくのはお忘れなく。
変だなぁ?と感じたら、それは御自身がお感じになる違和感の方がたいていは正しいです。
曙氏の逝去の報にふれ、霊感・霊視屋の占い師に病気を「予言」されて不安になって私どものところにいらっしゃったお客様のことをふと思いました。
霊感霊視に大金を払う前に、冷静になっていただきたくてこの記事を書いております。
曙太郎氏の御冥福をお祈り申し上げます。
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