節入り日で出生時間・時柱不明<鑑定例:石破茂衆議院議員>

四柱推命でも、時間がわからなくてもなんとか占えることもあります。

一方で、時間がわからない場合、四柱推命では全く占えない日があります。

このブログをお読み頂いている方はもうお分かりかと存じますが、「四柱」推命というのは、生まれた年・月・日・時の四本柱が命式を構成するので「四柱」という訳です。

しかし現実には生時不明のケースも少なくありません。

四柱推命の流派によっては生時不明だと鑑定出来ないとハッキリ言うこともありますし、生時不明だと精度は落ちますが…と前置きして鑑定する場合も、生時はそもそも重視しない場合もあります。

しかし…本日のテーマの石破茂衆議院議員は、生時不明だとどの四柱推命の流派でも原則占えないという事例です。それは何故なのかをみてまいりましょう。

石破茂議員は四柱推命で占えるのか

1957.2.4 生まれ  生時不明 東京都千代田区

・1957年の節入り  2月4日 AM10:55(国立天文台より)

・経度差  +19分

・均時差  -14分(小数点以下四捨五入)

これが石破議員のデータです。最初の生年月日を四柱推命の無料ソフトに入力したら、こんな命式が出るはずです。

時 日 月 年
? 丁 壬 丁  干
? 未 寅 酉  支

大運
60-69歳  丙申

でもね、これ、実は大変危ういんですよ。上に書いた専門用語の一部を解説しますと、

・節入り:早い話が四柱推命や東洋系占術で使う、月が切り替わる日時のこと。2月の節分頃は年もそこで切り替わる。

・経度差:日本標準時は明石市の時刻ですが、出生地の東京都千代田区の本当の正確な時刻は、日本標準時に19分足す必要があります。理由は東京は明石よりも東に位置するので、それだけ先に時間が進んでいるからです。

・均時差:太陽の南中時が正午ですが、実際には毎日変わっています。イチイチ時計を修正していないだけですが、四柱推命の理屈は太陽の南中時が天命を決める軸となる時間です。したがって日々の南中時を修正すると、1957.2.4は14分マイナスする必要があります。

以上3点から、石破議員の出生時間の記録が AM 10:40だとしましょう。これに経度差と均時差を足し引きすると、正確な出生時間はAM 10:45 ということになります。しかし節入りは10:55ですから、まだ年の干支も月の干支も前年、前月のものになってしまいます。するとこんな命式になるはずです。

時 日 月 年
乙 丁 辛 丙  干
巳 未 丑 申  支

大運
60-69歳  丁未

上に記した命式と見比べて下さい。違いは一目瞭然です。そんな訳で私は

「石破茂議員を四柱推命でみるのは、生時が分からない限り一切不可能」

とお答えせざるを得ないのです。

自民党総裁選の話題が出てくるでしょうが、生時不明のまま石破議員について述べている四柱推命の占い師って、このあたりどう考えているのか正直な話不思議なんですね。

という訳で本日のブログはおしまい…という訳にはいかないので、姓名の画数と生年月日から割り出す占術を用いてみましょう。

石破茂議員の姓名判断+生年月日で占うと

石破 茂

姓6 名2 人格3 人名8

月命数 3  生日数 1

生年破壊数 2× 3×

【本人生年盤】
×③  ⑧ ①
×②  4  ⑥
 7   9   5

【2024 年盤】
  7  ③× 5
⑥  ⑧  ①
××②  4  9

【2025 年盤】
⑧  4× ⑥
7   9   ②×
×③  5  ①×

石破議員は引き立て運や社交運に強みがある人です。

仕事の面で上昇運が作用することが土台にあります。

大臣職経験者ですから、この点は論ずるまでもないでしょう。

しかし人気運という点でありそうで難あり、今一歩集め切れない弱さがあり、新しいことへのチャレンジや、自力で仕事の実績を上げたりすることには苦労がついて回り、上手くいかなかったり希望が途中で挫折するという作用をする要素もあります。

マネジメントという点でも、そもそも関心が無い人の様です。

政治家になっていなければ、教授とか先生、さもなくば個人事業主の様な独立起業が良かったことでしょう。

自分が前線に立って頑張るタイプですが、将軍の様に戦場全体を俯瞰し、部下を統率し、かつ部下にも恵まれるタイプではありません。

今年2024年の年運をみると、ご多分に漏れず吉数②の二重破壊があります。

位置の意味や数意も加味すると、物事の後始末をさせられる、犠牲になる、悪い意味での転換期という意味もあります。

また、吉数③の破壊にも着目すると、上手くいきそうで最後のツメが上手くいかない、急に失速する様な意味が出てきます。

社交運やチャレンジ運はあり、一定の成果はありそうですが、総裁選に出るとなった場合、正直時の運としては利が無い年です。

しかし総裁選の時期を考えると、来年2025年の運気の影響が無視できない時期に差し掛かっています。その観点から考えると人気運はありますが、他の点で波乱要素が多過ぎます。

特に外交などは犠牲が多くなりそうで不安材料があります。経済面でも不安が増す暗示があり、隠し事が出てきそうな意味もあります。

政治談義をするブログではないのであくまでも占術面からの切り口ですが、なまじ総理総裁にはならない方が良さそうには思えます。

だいたい総理大臣なんて重職、責任の重さと負荷の高さを考えたら、割に合わない仕事だと思うんですよね。

岸田総理については過去に書いたことがあります。

やはり厳しく変化の年になったようです。

生時や生まれた都市が不明でも

四柱推命や西洋占星術は生時や生まれた都市が必要な占術の代表格です。

石破茂議員のケースだとその弱点がモロに出るという訳です。

易やタロットみたいな偶然性の出た目を読む卜占とは占術の性格が完全に別物ですから、ここでは除外して下さい。

しかしこんなケースでは姓名判断+生年月日と毎年の運気循環を見る上記の占術は大変有用です。

数理姓名学という呼称もあれば、数理占術という呼称、全く違う呼称のものもある様ですが、宇宙数理姓名学と銘打って実は従来型の単なる姓名判断だったりするものもあります。

なので生時が分からないという方は、是非あんしん堂でこの占術を試してみて下さい。

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