大の里関を四柱推命他で占う<鑑定例>

久しぶりにスポーツ関連からお届けします。

今年大相撲で躍進を遂げた人物と言えばこの人でしょう。

新入幕から5場所で大関昇進を果たし、年間最多勝争いでもTOPを走っています。過去の大横綱たちの名前が残る記録に並ぶか追い越すかという勢いです。

という訳で今年最後の本場所である九州場所を前に、新大関・大の里 泰輝さんについて占術で分析してみましょう。

大の里を四柱推命で占う

2000.6.7 生時不明

命式
時日月年
?丙壬庚  干
?申午辰  支

大運
20-29歳  甲申
30-39歳  乙酉

例によって三柱推命の精度の問題はありますが、それを考慮しても一見して「あー、なるほど」と思わされます。

実はスポーツ選手向きではない命式でもあるのですが、自身のパワーとそのエネルギーの循環の良さが補っている様子が分かります。

前回の杉田水脈・前衆議院議員の記事の最後に「用神とは何か?」と書きましたが、私の見方だと命式内で壬が用神の役割を果たしています。

このあたりの用語の意味や使い方は四柱推命の各流派によって異なるので、本記事ではあくまでも私の手法では、と記すにとどめておきます。

早い話が命式内で用神が取れるのはラッキー、という程度にお考え頂けたらと思います。命式内で用神が取れない人はダメな命式だとか、そんな裏から物事を見る様な解釈はしないで下さいね。

生時が分かれば有用な五行とこれ以上要らない五行の要素が明確になるのですが、三柱みる限りでは現在の大運は今ひとつということにはなります。簡単に言うと大運支の申が目障りだが、大運干の甲は有効に作用しているということです。

なんだ、それじゃ運勢がイマイチなのに大関にスピード昇進したのか?…と思われるかもしれません。このあたりが占術というものに対する捉え方の分岐点になるのですが、運勢が悪いからロクなことが無い、という考え方はしない方がいいと私は思っています。

大の里関はこういう勝負事の世界に生きるという選択をすることで、持つ能力を活かせるタイプの人であり、かつ責任あるポジションにも縁が出てくる人だというのが三柱からでも看取出来るのですが、まさにそういう生き方に身を投じたことが良い方に作用していると言えます。

だから運勢面の注意点を挙げるなら、怪我、金銭トラブル、異性トラブルなどにはご用心下さいと「注意喚起」するというのが占術の有効な使い方だと私は考えています。

実際にこういう命式の人が身近にいたら、天性陽気で上品、まず行動のタイプ、泰然としていて頼り甲斐はあるが、本人はあまり周囲と足並み揃えて合わせるのを好まずマイペースがいいという人でしょう。

少々軽率でかつ一見怖い感じもするかもしれませんが、実は案外計算や先読みに強い人でもあります。相撲にも駆け引きや戦術の様な要素があるとは思いますが、そうした点ではなかなかクレバーな相撲のスタイルかとみます。

少し付け加えますと、命式の日支と大運支が同じ申です。

申申で金の要素が強くなり過ぎるという四柱推命の見方と、伏吟と言って双方の申が弱るという四柱推命の見方があります。

大の里関にとっては金は財星に該当します。財星は単純にお金の話だけを意味しません。

取り組んだことの成果も意味します。大の里関はモロに身旺の人ですから「おぉ、成果が上がっているじゃないか」と素直に取ることも出来ます。

伏吟で双方の申が弱ると取るなら財星は年干の庚だけということになりますが相撲で好成績を上げるにはその庚一つで十分、むしろ女性絡みでの失敗やトラブルの凶意が緩和されると取るのか、時支に子があれば三合会局で水になり、それが縦型社会の相撲界で大関という役職に作用したのではないか?と推測するのか、こうした捉え方の違いもまた占いファンの皆様には今後注視して頂けたらと思います。で、私の見方は最初のあたりで述べた通りです。

大の里の姓名判断+生年月日で占う

中村 泰輝  2000.6.7

姓2 名6 人格7 人名8

月命数1  生日数6
生年破壊数 3× 8×

【本人生年盤】
①  ⑥ ⑧×
9   ②  4
5   ⑦  3×

【月命盤】
 9  5  ⑦
×⑧ ① 3×
4  ⑥× ②

【生日盤】
5  ①  3×
4  ⑥  ⑧×
9  ②× ⑦×

【2025 年盤】
×⑧ 4× ⑥
 ⑦  9  ②
×3   5  ①×

記載を省いている盤も2つありますが、そこは文中で補うとします。

理想主義的で完璧を求めるタイプで、引き立て運や上昇運の強い人です。

その割には人から命令されるのは嫌いな様です。

相撲取りになっていなければ、投資銀行などでエリートコースの様なイメージの道が合う人の様です。

基礎作り、土台作りが上手い人ですが、現役が想定される年令の時期は腰から下、脚部の怪我や関節の怪我には要注意です。

人気という点ではベースの運はあっても現役のうちはご自身は無頓着な時期を過ごしそうです。

やはり勝負事に縁がある人で、自分1人で乗り越えていきたい気質と、下手すると孤立しがちな面もありますので、大事なことは常に周囲と相談しながら進めるのが良いでしょう。

勝ち星が全ての世界ですから、来年も大関にふさわしい成績はあげられるとみますが、綱取りに関してはここ一番、あと一歩届かなかったり、手足の怪我に注意というのが心配な点です。

運気の巡りだけの話をするなら、綱取りは2027年が勝負の年とみますが、こういうのは流れと勢いということがあります。なので来年怪我無く過ごしてあと一歩のところを乗り越えて頂けたらと願っております。

成功者は運がいいのか?運勢と努力の関係

努力したからといって報われる訳ではない、とはよく耳にしますし、多くの人がそれを実感していることでしょう。

逆に占術でみたら凶の時期に、立派な成績や羨ましい結果を出している人も少なくありません。

しかしそういう人の生活や人生で起きていることを知っている訳ではないので、当人は密かに見えないところで凶象に苦しんでいるかもしれません。

大の里関の事例はそんな印象を受けます。

外部から見える部分は努力や取り組みの結果や、占術上の強みが出ていますが、要注意点についてはこれからなのか、相撲と無関係だから私が書かなかった凶象が実は出ているのか、占いを当てものの様に捉えてはいけない事例の典型の様に思えます。

本ブログが大の里関の目にとまるかどうか分かりませんが、私が記した要注意点を回避する為にお役に立てればと思いますし、皆様も「自分は要注意点や運勢の流れはどうなんだ?」ということを知っておかれると良いでしょう。

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