カマラ・ハリス米副大統領を四柱推命で占う<鑑定例>

バイデン大統領が次期大統領選挙から身を引き、ハリス副大統領を後継に指名したそうです。
どんな命式、運勢の流れにいる人物なのか、早速見てみましょう。

カマラ・ハリスの米副大統領の命式

以前トランプ前大統領の記事を書いた際にも記しましたが、四柱推命ではその人が生まれた日と生まれた場所で太陽が南中する時を天命が定まる時とみます。
したがって日本との時差を考慮して…というソフトを用いる場合、そのあたりのロジックは大切なポイントです。

外国人・外国生まれの人の命式で時間不明の場合どうするのか?

ハリス副大統領の場合生時が分かりません。
そしてアメリカはサマータイムがあります。
そのあたり次第では命式がガラッと変わってしまうリスクが四柱推命という占術にはつきものです。

カマラ・ハリス 米副大統領
1964.10.20 米国オークランド生まれ
時 日 月 年
? 壬 甲 甲  干
? 寅 戌 辰  支

大運
54-63歳  戊辰

また占い師泣かせの日ですね。
理論上月支の戌の扱いが微妙な日です。
生時次第ではホント大きく変わってしまいます。
また、戌と辰が並ぶことから冲という事象があるのですが、これがまた大運の辰の影響で解けています。
このあたりも五行のバランスをみる上ではまた厄介でして…

また、私は用いませんが、鑑定者によっては天羅地網という考え方を持ち出す人もいるでしょう。

という訳で結構面倒な命式なのですよ(笑)。
四柱推命マニアの人達がガーだのウォーだのと言いたがる生年月日と言いますか(笑笑)。
やーめた、と言ってしまえば済む話なのかもしれませんが、書きかけた以上はそれも癪に触るので、リスクを承知の上で記してみましょう。

まず現在のハリス副大統領の大運は吉凶二択の単純な話なら凶です。
しかし日干 壬=水の陽の人にとって、土、つまり官殺が強いというのはこうした選挙や政治的な役職という観点では強みに化けます。
東京都知事選挙の記事でも記しましたが、選挙というのは相対的なもので、吉だから勝つという訳でもありません。
おそらく対立候補になるであろうトランプ前大統領ですが、運勢は吉で選挙や役職に関わる要素(官殺)の働きも良しです。

ハリス副大統領は運勢は凶ですが選挙や役職に関わる要素が極めて強いのがプラスに作用します。
そこで相対的な話になる訳ですが、トランプ前大統領が欲する土の要素がハリス副大統領は大運込みで強い、すなわちトランプ前大統領をアシストしてしまう図式が一つ見えます。
ちょうど蓮舫さんが小池都知事を運勢的にアシストした図式に似ています。

ハリス副大統領の気質や性格を四柱推命で占うと

一言で言うと計算の働く先読みが出来る人、利害に聡い人です。ワンマン型でリーダー運が強く、直情径行な面と応用自在な面を併せ持ちます。
舌禍には少々注意が必要で、権力との関わりの強さも垣間見れます。立場次第では強情さも目立ってくるでしょう。

選挙の結果を四柱推命で占うことはできるのか?

まだ正式な候補が出揃った訳ではないにせよ、流れからしてハリス副大統領とトランプ前大統領の争いになるであろうという前提で記します。

トランプ前大統領に波乱含みの接木期の不安がありますが、はからずも先日狙撃事件がありました。
助かったのは喜神運のおかげと見れなくもないですが、このあたりは軽々なことは言えません。

ハリス副大統領はバイデン大統領から後継指名されるという形で、今回の流れになっています。
まさに役職に関わる大運+命運の流れのままな訳ですが、その流れにあって逆風が吹きやすいのが忌神運という不安があります。

つまり両者共に占術上の不安が明らかなのと、大統領選挙という観点では強みもまた両者共にハッキリしています。
このあたり、展開が大変読みづらい選挙で占いとしては難易度が高いと言っておきます。

サマータイムと四柱推命

結局、四柱推命で米大統領選が占えるのか?
これはハリス副大統領の生時次第だと述べておきます。
これ次第でガラッと変わってしまうからです。
そして生時が21:28という出所不明の情報があります。

サマータイムの分を1時間戻しますと、

時 日 月 年
庚 壬 甲 甲  干
戌 寅 戌 辰  支

大運
54-63歳  戊辰

こんな命式になります。この生時情報が既にサマータイム分を修正した後の生時であれば、

時 日 月 年
辛 壬 甲 甲  干
亥 寅 戌 辰  支

大運
54-63歳  戊辰

こうなります。

この後者の命式であればハリス副大統領がこと選挙に関しては占術上の良さが幾分増します。
前者ならトランプ前大統領をアシストしてしまう可能性が高まります。

はてさてどうなりますやら。
大変難易度の高い、占い師泣かせの人物が浮上してきたと述べておきます。

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